集団を統理するためには…

集団を統理するためには…



赤を通り越して黄色く褐色してきました。

今日は雨がシトシトふり、寒いですね。

これから、一雨ごとに寒さ深まりますね。

さて、我々はそれぞれがそれぞれの価値観を持っていて、それがその人の特性でもあり

それは自分にない物でもあり、互いに尊敬しあわなければなりません。

我々人間の力はどんなに優れていても、一人なら微力であります。

弘法大師様のお言葉に「糸を合わせ綍(つな)と成し 塵を聚(あつ)めて山と為す」とあります。

一人一人の力は無力ではないですが、微力です。

しかし、それぞれの個性を活かし、習合するごとにより、大きな力となるのです。

その為には、如何に自身を俯瞰的に捉えれるかですね。

そうした高い位置から自身を捉える事により、広い世界の中で存在する

小さい自分の存在がよく自覚できるのです。

そうすることにより、謙虚さを保て、様々な物を受け入れる事が出来るのです。

我々は、勤行の際に三宝(さんぽう)に帰依するわけですが、この三宝とは

仏様、仏様の教え、仏様の教えを信じる者の「仏」「法」「僧」の三つです。

そのうちの僧とは、単にお坊さんだけでなく、仏様の教えを信じ、悟りの道を目指す、仲間であるのです。

僧侶の語源は、サンスクリット語のサンガが僧侶(ソウギャ)となりました。

そしてその意味は集団を指します。

集団を統理するために、一番大切な事は、「他を否定しない」事です。

これは皆さんも大いに経験あると思いますが、他を否定するとこれは昨日も申しましたが、

不和の種をせっせと蒔いていると同じなのです。

ほんの小言でも、その言葉は生き物ですので、何かしらの形で必ず反映されます。

それが原因で組織を分断させる事は往々にしてあるのです。

我々は、貧富の差、力の差、実績の有無、年齢など様々な違いは当然あります。

しかし、法の下では皆平等であるのです。

何が平等かと言うと、それぞれが御仏に与えられた特性を持っていて

つまりいい所がそれぞれあるという事です。

それぞれの良さを認め、尽くしあう事によって、大きな組織、大きな力となるのです。

その為には先程申しましたように、俯瞰的に自身を捉えて、小さい自分を自覚し

謙虚でいる事が大切になります。

経験や実績や知識やとても大切な物ですが、時に人の眼を狂わす物でもあるのです。

従って、仏に帰依し自身を微細に砕く事により、矛盾している物事でも

引き合わせる事が出来るのです。

話は変わりますが、先月アメリカのプロバスケットボール「NBA」が開幕されました。

私は、テキサス州にあるサンアントニオスパーズというチームを応援しているのですが

本当に素晴らしいチームなのです。

まず、エースのパーカー選手はフランス、大黒柱のダンカン選手はヴァージン諸島、他にもアルゼンチン

オーストラリア、ブラジル、イタリア等々、もちろんアメリカの選手もいてとてもグローバルなのです。

そうした、様々な国々でプレーしていた選手をチームに集める事により、多彩なプレーが生まれて

これが見ていて本当に面白いのです。

そして、このスパーズは、チームプレー重視です。

中心選手が高齢という事もありますが、そうすることにより、エース頼りになることなく

パスを回してそれぞれの選手が持つ特性を引き立たせ

今で言うレブロンジェームス選手やコービーブライアント選手などスーパースターがいなくても

勝てるのです。

そして、今年また新たな試みをしました。

何とスパーズにNBA史上初女性アシスタントコーチが誕生したのです。詳しくはこちら

ヘッドコーチのグレックポポビッチさんは、オールドスタイルで知られているのですが、そのスタイルとは裏腹に

その時流行っている戦術や取り入れたり、今ではNBAで外国人選手と言うのは珍しくはないですが

当初から積極的に視野を世界に広げていたりと、非常に柔軟に対応できる、謙虚さを持っているのです。

ポポヴィッチさんなんて言うともう五度もNBA制覇をしていて、輝かしい実績を保持しているのです。

しかし、それに驕ることなく、次々と新しい試みをして、その腕は鈍ることなく、さらに磨きがかかっています。

そうした人は国籍、性別、経歴、年齢、常識、固定観念等々そういう物に囚われることなく、

真実を見ること事が出来るのです。

こうした、正しい考え方が出来るヘッドコーチがいるチームは強いはずです。

スパーズを見ていると、互いに敬い尽くしあう仏の世界、曼荼羅があるように思えます。

そう思うと知多四国なんて正にその通りですね。

知多四国は「九宗十一派」から成る、いわばグローバル霊場であります。

弘法さまと言うと、真言宗の開祖でありますが、

お寺の宗派はそのままで、弘法様を他宗派のお寺様にお祀り頂いて知多四国が誕生しました。

「ふつう」の考えであったら弘法さんの霊場だから⇒「真言宗」と自動思考してしまいますよね?

だったら、宗派も真言宗にしたらどう?……となりますよね。

それでは他を否定する事になりますし、そして他を変える事など、それこそ弘法様の教えに反しているのです。

他の存在を認め合い、そして矛盾のまま和合させる「不二」の発想こそ弘法さまの教えなのです。

知多四国を開創された亮山阿闍梨は正にその教えを実践され、見事これだけの人を魅了する

霊場をこの知多半島に具現化したのです。

もちろん亮山阿闍梨だけでなく、地元住民の理解や何より、他宗派のお寺様の広い心のおかげなのです。

亮山阿闍梨の思いと、それぞれのお寺様の広い心の結合が知多四国なのです。

知多四国は正に「不二」の象徴であり、曼荼羅以外の何物でもないのです。

大成したいのなら、まずは相手をフォローし認めましょう。

そして、強くしなやかな「サンガ(集団)」を構築しましょう。

その為には謙虚さを磨きましょう。


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[ 2014/12/04 13:23 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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